先に結論
- セラミドが3種類入っています。名前の通り「うるおい」を軸にしたクリームです。
- 香料・パラベン・エタノールは、全成分表示にありません。全30成分です。
- 防腐剤はフェノキシエタノール1つ。EWGのスコアは2〜4です。気になる人のために、スコアの意味もあわせて書きます。
Wonjungyo(ウォンジョンヨ)のモイストセットアップクリームを、公式サイトの全成分表示とLabonoaの成分データベースで読みました。専門用語はなるべく使わずに説明します。
セラミドは3種類。うるおい担当の成分が中心です
このクリームの主役は、肌のうるおいを守る成分たちです。リンク先のデータベースでは、どれも「肌荒れ改善」のタグが付いています。
- セラミドNP(低リスク)
- セラミドAP(低リスク)
- セラミドEOP(低リスク)
- フィトスフィンゴシン(低リスク)— セラミドの仲間として一緒に使われる成分
ほかに、水をつかまえて離さないヒアルロン酸Naと、肌をやわらかく保つスクワランも入っています。「うるおい」という名前に、成分表がきちんとついてきている印象です。
ツボクサとプロポリスも。植物・発酵のエキスは3つ
植物や発酵のエキスは、次の3つです。
- 乳酸桿菌/ツボクサエキス発酵液— 乳酸菌の仲間でツボクサを発酵させた液
- ツボクサ葉/茎エキス— ツボクサの葉と茎のエキス
- プロポリスエキス— ミツバチが作る樹脂のエキス(DBのタグは肌荒れ改善・抗炎症)
ツボクサは「CICA」として知られる植物です。この製品にはツボクサを使ったエキスが2つ入っていて、発酵させたものと、葉と茎をそのまま抽出したものの両方です。
なめらかさの正体は、軽い油と水をはじく成分
クリームを肌にのばしたときのなめらかさは、次の成分たちが作っています。
- 安息香酸アルキル(C12~C15)— さらっとした油
- シクロペンタシロキサン— シリコーン(つまり、軽くのびる油の仲間)
- ジメチコン— 肌の表面に、うすい膜を作るシリコーン
- ジメチコノール— 同じくシリコーンの仲間
シリコーンが3つ入っているので、肌ざわりはさらっとなめらかな方向だと思います。私はここを「悪い」とは考えません。ただ、シリコーンが苦手な人は、買う前に知っておきたい情報です。
クリームの形をつくる成分は、わき役です
水と油を混ぜてクリームにするには、つなぎ役の成分が必要です。このクリームでは、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアレス-21、ラウロイルラクチレートNaがその役目です。
とろみを出すのはカルボマーとキサンタンガム。カルボマーとセットで使われることが多い水酸化Kは、クリームの性質を整える役です。最後のカラメルは、色をつける成分です。
気をつけたい1点:防腐剤のフェノキシエタノール
全成分の中で、あえて1つ選ぶならフェノキシエタノールです。クリームのように水が入る製品が傷まないように入れる防腐剤で、Labonoaのデータベースでは中リスクにしています。
EWG(アメリカの非営利団体のデータベース)のページには、次のことが書かれています。
- スコアは2〜4。スプレーや粉のように吸い込みやすい形だと高く、液体や固形だと低くなる
- 「刺激(皮膚・目・肺)」の項目は高い
- 「使用制限」は中程度
- がん、アレルギー、発生・生殖への毒性は「低い」
- データの量は「良好」
大事なのは、このスコアが「心配だという報告の量」で、製品の危険度そのものではないことです。このクリームは吸い込む形ではなく、肌にのせて使うものです。日本の化粧品基準でも、フェノキシエタノールは配合できる量の上限が決まっています(100gあたり1.0g)。
それでも、肌が敏感で防腐剤が気になる人は、パッチテストのつもりで少量から試すのが安心です。防腐剤がないと、水を含むクリームは傷んでしまいます。「防腐剤ゼロ」がいちばん良い、とは言い切れません。
ペンチレングリコールとエチルヘキシルグリセリンも入っています。どちらも保湿などに使われる成分ですが、防腐剤の働きを支えるために使われることもあります。
結局、どんな人に向く?
向いている人
- セラミドなど、うるおい系の成分が入ったクリームを探している
- 香料・パラベン・エタノールを避けたい
- ツボクサやプロポリスの成分に興味がある
ほかを考えてもいい人
私の読みは、「うるおい成分は充実、防腐剤は1つだけ」という手堅いクリームです。成分の良し悪しより、自分の肌と好みに合うかで選んでほしいと思います。
全成分リスト
水/安息香酸アルキル(C12-15)/スクワラン/BG/ステアリン酸グリセリル(SE)/グリセリン/シクロペンタシロキサン/セタノール/ペンチレングリコール/エチルヘキシルグリセリン/乳酸桿菌/ツボクサエキス発酵液/プロポリスエキス/ツボクサ葉/茎エキス/ヒアルロン酸Na/セラミドNP/セラミドAP/フィトスフィンゴシン/セラミドEOP/ジメチコノール/ステアリン酸/コレステロール/ジメチコン/カルボマー/キサンタンガム/ステアリン酸ソルビタン/ステアレス-21/ラウロイルラクチレートNa/水酸化K/フェノキシエタノール/カラメル
各成分のリスク評価と役割は、成分名のリンクから個別ページで確認できます。出典:Wonjungyo公式サイトの全成分表示。

