カロルGの新たなビジュアル世界
コロンビア出身のグローバルスター、カロルG。彼女が先日リリースしたアルバム『No Me Arrepiento de Sentir Tanto』は、これまでのトロピカルでカラフルな世界観から一転、どこか物憂げで内省的なトーンに包まれています。その象徴ともいえるのが、ジャケット写真で見せる“センチメンタルブルー”とでも呼ぶべきクールな青みがかったビジュアル。ほぼすっぴんに近い肌に、淡いブルーの光が差し込むその姿は、どこかノスタルジックで、見る人の心に静かに訴えかけるものがあります。
彼女のメイクアップアーティストを約10年にわたって務めるドゥバン・フォロンダ氏は、「彼女はあらゆるものに色を結びつける人。曲にも感情にも色がある」と語ります。前作のトロピコエッタでは「幸せ」をオレンジで表現し、赤いリップやオレンジのチークで情熱的な美を描きました。しかし今作では、その真逆ともいえるアプローチで、彼女の内面に寄り添うようなメイクを追求しています。
“青”がもたらす心理的効果とは
色が感情に与える影響は、心理学の分野でも広く研究されています。青は一般に「冷静さ」「信頼」「知性」を連想させる色とされ、心拍数を落ち着かせる効果があるとも言われています。一方で、深い青は「孤独」や「物思い」の象徴としても捉えられることがあり、まさに今作の持つメランコリックな雰囲気と重なります。
フォロンダ氏は、カロルGの肌をできるだけ自然に見せるために、ベースメイクを薄くし、質感を重視した仕上がりを意識したといいます。青みがかった照明の下で肌が美しく見えるように、シアーなテクスチャーの製品を重ねることで、素肌感を残しながらも透明感を引き出しているそうです。
日常に取り入れる“センチメンタルブルー”メイク
この美学は、特別なステージだけでなく、日常のメイクにも応用できます。ポイントは、青を直接肌にのせるのではなく、光やニュアンスとして取り入れること。例えば、以下のような方法が考えられます。
- アイシャドウに淡いブルーを仕込み、目元に涼やかな陰影をプラスする
- ネイルをベビーブルーに変えて、指先から気分を切り替える
- 青みがかったハイライトを頬骨にのせて、透明感を演出する
また、肌そのものを整えることも大切です。青みがかった照明の下では、肌の赤みやくすみが目立ちやすいため、スキンケアで土台を整えておくことが、自然な美しさを引き出す鍵になると言われています。
色で語る自分だけの物語
カロルGの“センチメンタルブルー”は、単なる流行ではなく、彼女自身の感情を色で表現するというアーティストとしての姿勢の表れです。私たちも、その日の気分や伝えたいイメージに合わせて、メイクやファッションの色を選ぶことで、自分自身のストーリーを紡ぐことができるのではないでしょうか。
「色は言葉よりも雄弁に、私たちの内面を語りかけてくる」
次にメイクをするとき、少しだけ青を取り入れてみてはいかがでしょう。鏡の中の自分が、いつもと違う物語を語り始めるかもしれません。
本記事は以下の海外メディアの記事を参考に、ラボノア編集部が独自に再構成したコラムです。商品の効能効果を断定するものではありません。
参考記事: Karol G's Makeup Artist On Her New "Sentimental Blue" Aesthetic

