介護役としての1週間
ある友人がフェイスリフトを受けることになり、私は1週間の付き添いを引き受けた。これまでにも大腸内視鏡検査やまぶたの手術後の送迎を頼まれたことはあったが、今回は初めての本格的な介護役。術後の腫れや痛みを目の当たりにするのは、たとえ他人事でも心が痛むものだ。研究によれば、他者の痛みを見ると自分の脳でも同じ領域が活性化し、特に共感力の高い人ほど強いストレスを感じると言われている。しかし、友人のためという思いと、美容手術のリアルをこの目で確かめたいという好奇心が勝った。
SNSで見る回復風景と現実のギャップ
手術前、私はInstagramでフェイスリフトの体験談を片っ端から見て回った。世界中の女性たちが術後の経過を公開しており、中には顔全体が大きく腫れ上がる様子もあった。しかし、いざ実際に友人の回復を間近で見ると、SNSでは伝わらない多くの発見があった。以下は、事前にどれだけ調べても気づけなかったことの一部だ。
1. 手術費用以外にも“隠れコスト”がかかる
フェイスリフトの価格帯は医師や地域によって大きく異なる。有名な医師の施術費は家が買えるほど高額なケースもあるが、それ以外にも術後のケア用品や通院費、場合によっては介護者の交通費や宿泊費まで考慮する必要がある。友人の場合は私が飛行機で駆けつけたが、そのチケット代は彼女が負担してくれた。こうした「見えない出費」は事前に計画しておかないと、後で驚くことになる。
2. 腫れは想像以上に長引く
SNSで見る腫れは数日で引くように思えたが、実際には1週間経ってもかなり目立つ状態が続いた。特に顔の下半分や首元はパンパンに張り、笑ったり話したりするのも困難だった。医師によると、個人差はあるが完全に落ち着くまで数週間から数ヶ月かかることもあるという。術後のスケジュールを立てる際は、少なくとも2週間は社会復帰を見込まない方が良いだろう。
3. 痛みよりも“違和感”がストレスになる
強い痛みは鎮痛薬でコントロールできるが、それ以上に厄介なのは「顔が自分のものではないような違和感」だった。皮膚が引っ張られる感覚や、表情を動かすたびに感じる張りが、精神的に大きな負担になる。友人は「鏡を見るたびに他人の顔が映っている気がする」と漏らしていた。この感覚は時間とともに薄れると言われているが、最初の数日は特に辛いようだ。
介護者としての心得
今回の経験で痛感したのは、術後のケアには想像以上の忍耐と準備が必要だということ。友人には水分補給や食事の介助、氷嚢の交換、そして何より精神的なサポートが欠かせなかった。また、介護者自身も自分のストレスケアを怠らないことが大切だ。共感力が高い人ほど、相手の痛みを自分のことのように感じて疲弊してしまうからだ。
美容手術を検討しているなら、術後の現実をしっかりと理解した上で決断することが重要だ。SNSの華やかなビフォーアフターだけを見て安易に踏み切るのは危険。信頼できる医師と事前にリカバリーの詳細を話し合い、家族や友人の協力体制を整えておくことをおすすめする。
本記事は以下の海外メディアの記事を参考に、ラボノア編集部が独自に再構成したコラムです。商品の効能効果を断定するものではありません。
参考記事: I Spent a Week as My Friend’s Facelift Nurse. Here’s What No One Tells You.

